春になると風に乗って花粉が巻き散らかされます
マスクや眼鏡で花粉から身を守っていても「服についた花粉」をそのまま家に持ち込むと大変なことに
服についた花粉は「1時間の換気で窓から入る花粉」の6倍以上ともいわれています・・・
そこで今回は「どんな服に花粉がつきやすいのか」「家に帰ったら行うこと」について解説していきます
花粉が付着しやすい服
「ウール」
最も花粉が付着する素材はウールです。
ウールは繊維の表面に凹凸が多いので綿素材と比較すると花粉付着率はおよそ10倍になるといわれています。
「静電気」も付着率に影響
ウールは「静電気」が起こりやすい素材です、帯電した状態の服は花粉が普段より付着しやすいため注意が必要です
服の素材によって「プラス」「マイナス」の電気を帯びやすいものがあります。
プラスで帯電しやすいのは「ナイロン」や「ウール」
マイナスで帯電しやすいのは「アクリル」や「ポリエステル」といった素材です
プラスとマイナスを帯電した状態でこすれあうと静電気が発生しやすいので「レイヤード」は十分考える必要があります
静電気が発生しにくいレイヤードは？
花粉が付着しにくい、凹凸のない「ツルツルした生地」の衣類を選ぶとよいでしょう
おすすめは「ポリエステルやナイロン」などの表面がツルツルした生地。
「ウールに比べて」花粉が付きにくいので手でも落としやいです。
「髪」が長い人は「髪の毛をまとめて」帽子を被ったり「マスク」や「眼鏡」などを着けて、花粉の付着を抑えましょう
とはいえ「おしゃれ」をして外出したい方は、どうしても「ウール素材」の服を着て外出したいと思うときもあるかと思います。
次は「衣類に花粉を付きにくくする方法」を解説していきます。
花粉を付きにくくする方法
スプレーで帯電対策
花粉・静電気対策で一番簡単な対策は専用スプレーを衣類に吹きかける事です
リセッシュ 除菌EX プロテクトガード
「静電気防止成分」が配合されているので、外出の際に吹きかけるだけで静電気の発生を抑制してくれます
LION 花粉ガード 300ml 衣類用花粉破裂抑制スプレー
目のかゆみや鼻水などの症状が出る原因は、花粉が水分を含んだ際に膨張し破裂して「アレルゲン」という成分が飛び散ります、これが「くしゃみや鼻水」といった状態を引き起こします
こちらの製品には「花粉破裂抑制剤」が入っているので花粉の破裂を防ぐことができます。
さらに「静電気防止剤」も入っているので、外出時や帰宅した際にスプレーするだけで、次に外出する時の花粉の付着も抑えることが出来ます
帰宅した時の花粉の落とし方
手で払い落とすだけでも、衣類に付着した花粉が約1/3になるというデータも出ていますので、帰宅したら衣類や髪の毛に付いた花粉を舞い上げないようにしっかり払うことが花粉症対策で重要なポイントです
ズボンにも、地面から舞い上がった花粉が付着しているので「裾まわり」を忘れずに払っておきましょう。
また、花粉症の季節は「玄関にコートハンガーやフックコーナー」を用意しておくと良いでしょう
帰宅したら、玄関で上着を脱ぎ「コートハンガーやフック」にかけます。そして「粘着クリーナー」で花粉を取り除きましょう。
「花粉を払わずに」クローゼットにしまうのは厳禁です！
粘着クリーナーで花粉をとる理由とは？
手で払ってしまうと花粉が玄関内に舞ってしまい、外出では防いでいた花粉を玄関で吸ってしまいます。
せっかく花粉を吸い込まずに家まで帰ってきたのに、肝心のところで花粉を吸わないように必ず「粘着クリーナー」を使って花粉をとるようにしましょう！
ニトムズ コロコロ 本体 スマート ケース付き 洋服用 花粉落とし ほこり取り 生地を傷めない テープ幅100mm 50周 1巻入 C2410
花粉がつきにくい事に特化した衣類がある！？
実は「花粉が付きにくい」素材を使った衣類が開発されていることをご存知でしょうか？
東レ「アンチポラン®」
帝人フロンティア「ポランバリア®」
などの製品には花粉付着抑制素材が使用されています
「『アンチポラン®』は、花粉の粒よりも繊維の間の隙間が細かく、凹凸の少ない素材に加工を施すことで、粘着性を低下させています。花粉が付きにくく、落ちやすい素材というわけですね♪
コートやブルゾン、帽子の素材として使用されているので、花粉症のシーズンはこれらの製品を着てみてはいかがでしょうか？
花粉を家に持ち込まない事が重要
花粉は目に見えない大きさなので「どれくらい服に付着している」のかわかりません。
そのため「花粉が付着したままの服」を払わずに家に持ち込み、気付いたら花粉症の症状に苦しんでいる状況に陥ります。
外出時の「マスク」「眼鏡」は花粉対策として大事ですが、帰宅した際もしっかり「花粉を落として」花粉症にならないように心がけましょう！